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 魅力的な「屋上・壁面緑化」事例を紹介(令和3年全国屋上・壁面緑化施工実績調査)

発表日:2022.10.24


  国土交通省は、令和3年「全国屋上・壁面緑化施工実績調査」の結果を紹介した。同省では、平成12年から全国の屋上・壁面緑化の施工実績調査を行っている。近年の特長的な傾向として、商業施設や工場・倉庫・車庫等における屋上緑化・壁面緑化の取組が多く見られるとのこと。大阪市で星野リゾートが運営しているOMO7大阪(=おもせぶんおおさか)では、ホテル棟の前面にガーデンエリアが設けられ、緑地による冷却効果をもたらしている。また、JR熊本駅ビルは、2016年に発生した熊本地震からの復興のシンボルとして、在来種を採り入れた多様な緑化空間を創出している。独自の自然を取り入れた滞留スペースを点在させることで、人々に健康と幸福感を与えるバイオフィリックデザインになっている。これらのように特徴的な取組が増えており、令和3年には約14.4haの屋上緑化、約2.8haの壁面緑化が新たに創出されたという。なお、調査は最大3年間遡った回答を依頼しているため、令和2年、令和3年データは暫定的であり、来年度以降の調査の結果数値が変わる可能性がある。

情報源 国土交通省 報道発表資料
機関 国土交通省
分野 地球環境
自然環境
キーワード 屋上緑化 | 壁面緑化 | 冷却効果 | 在来種 | 商業施設 | 事例 | 星野リゾート | OMO7大阪 | JR熊本駅ビル | バイオフィリックデザイン
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