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 超高圧水素インフラ、大型トレーラー等への充填時間10分程度が目標

発表日:2022.12.12


  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は「超高圧水素インフラ本格普及技術研究開発事業(事業期間:2018~2022年度)」の一環として、『福島水素充填技術研究センター(所在地:福島県浪江町)』を整備し、本格運用を開始する。経済産業省が策定したロードマップには、2025年に自立的展開可能な水素ステーション(HRS)を全国320箇所程度とし、2030年にはFCVの普及台数に応じたHRS等の拡充が描かれている。同事業は、“燃料電池自動車(FCV)の世界最速普及”実現に向けて、HRSにおける超高圧水素技術(大気圧の約千倍の水素を安全かつ安価に製造・貯蔵・輸送するための技術)等に係る研究開発を推進するもの。同センターは、2020年3月に開所した福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)に併設されている。水素受入設備(トレーラー2台設置可能)、中圧水素圧縮機(4台)、高圧水素圧縮機(2台)、中圧水素蓄圧器(400L×9本)、高圧水素蓄圧器(300L×27本)、水素ディスペンサー(2基)、模擬容器(200L×10本)が設置されており、FH2Rで製造した水素を利用し、燃料電池を搭載した「大型・商用モビリティへ(HDV)」の大流量水素充填技術や、大流量水素計量技術に関する技術開発・検証を行うことができる。大流量「水素充填」技術開発は、同センターの整備に関わった(一財)日本自動車研究所、(一社)水素供給利用技術協会が実施する。大流量「水素計量」技術の開発は、産業技術総合研究所、岩谷産業(株)ほか2社が分担する。HDVへの水素充填時間を実用的な10分程度とすることを目標に技術開発を進め、早期実用化を目指すという。

情報源 新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
機関 新エネルギー・産業技術総合開発機構
分野 環境総合
キーワード 燃料電池自動車 | 水素ステーション | FCV | 浪江町 | 福島水素エネルギー研究フィールド | FH2R | 超高圧水素インフラ本格普及技術研究開発事業 | 福島水素充填技術研究センター | 大型・商用モビリティ | HDV
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