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 旭化成、福島県で10MW級の水素供給運転を開始

  旭化成(株)は、子会社の旭化成エンジニアリング(株)と共に、「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」において10MW級(世界最大規模)のアルカリ水電解システムを立ち上げ、水素の供給運転を開始した。FH2RはNEDO「水素社会構築技術開発事業」の一環として東芝エネルギーシステムズ(株)などが受託し、福島県双葉郡浪江町に建設された施設。今回運転を開始した水電解システムは、東芝エネルギーシステムズから、旭化成エンジニアリングが受注したもの。2019年11月にシステムを立ち上げ、水素の品質が確認されたため、2020年3月より水素供給運転を開始する運びとなった。同年7月には本格運転を予定しているという〔水素製造量：毎時1,200Nm3(定格運転時)〕。