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 アフターコロナにおける”これからの郊外都市”<町田市中間報告>

発表日:2022.12.21


  東京都町田市は、業務委託で行う調査研究事業「アフターコロナにおけるこれからの郊外都市のあり方」の中間報告を公表した。この調査研究は、令和3年策定した「町田市未来シナリオ」(2050年の未来の町田市の姿)を踏まえた上で、アフターコロナ時代の郊外都市に求められている機能を把握し、今後取り組むべき施策の方向性および具体的な施策を市に提言することを目的としている。これまでに、コロナ禍における社会変化から6つの調査仮説を立案し、外部環境の変化・トレンド、町田市の現状把握、転入者アンケート、有識者ヒアリング・先進地視察などの調査結果から、仮説に基づく分析を実施した。今回、この分析をもとに、今後取り組むべき施策の方向性を整理し、中間報告として公表した。この6つの調査仮説は「人口移動と暮らし方」「新しい生活習慣下での働き方」「シェアリングサービスの普及」「交流・娯楽・消費行動」「交通需要の変化に対応した新しい交通体系」「行政と民間事業者との連携」。東京都では、都立公園の利用者の増加、市民農園数の増加など、身近な自然環境が再評価されていること、町田市への転入者アンケートでは、転入のきっかけは「住宅の都合」「生活環境の改善」が増加する一方「交通の利便性」の重視度は低下していること等が分かった。また、町田駅周辺の商業地域にコワーキングスペースの集積がみられ、それらは労働力のシェアリング拠点となりうると考えられるという。

情報源 町田市未来づくり研究所 活動内容
機関 町田市
分野 環境総合
キーワード 交通需要 | 町田市 | 市民農園 | シェアリングサービス | シェアリングエコノミー | アフターコロナ | 郊外都市 | 転入者アンケート | 都立公園 | コワーキングスペース
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