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 燃料電池ごみ収集車、多摩市で試験運用

発表日:2023.03.27


  東京都は、燃料電池ごみ収集車の試験運用を多摩市で開始する。動力としても多くのエネルギーを必要とする業務用車両への水素利用は、運輸部門の脱炭素化と水素利用拡大のために重要といわれている。また、燃料電池ごみ収集車は、走行時にCO2を一切排出せず、走行と作業時も静かなため、ごみ収集時の作業環境や生活環境の向上に貢献し、低速で頻繁な発停車を繰り返すごみ収集ルートでは、特に導入効果が期待できるという。都は、水素社会の実現を目指し、温室効果ガス削減のため、燃料電池ごみ収集車の早期実装化に取り組んでいる。令和3年度は港区で試験運用を実施していた。令和5年5月から、多摩市と学校法人早稲田大学と連携し、国産の燃料電池モジュールを搭載した燃料電池ごみ収集車の試験運用を開始する。試験運用では、区部とは地域特性の異なり、市内に大型車両に充填可能な水素ステーションがある多摩市での運用となる。比較的勾配の多い地域での導入効果や、新たに搭載する国産燃料電池モジュールの運用上の意義と効果などを検証し、都内普及に向けた課題整理等を行うとしている。

情報源 東京都 報道発表資料
機関 東京都
分野 環境総合
キーワード 燃料電池 | 水素 | 東京都 | 早稲田大学 | 水素ステーション | 業務用車両 | 多摩市 | 燃料電池ごみ収集車 | 試験運用 | 燃料電池モジュール
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