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 令和3年度水環境における放射性物質のモニタリング結果

発表日:2023.03.30


  環境省は、令和3年度水環境における放射性物質のモニタリング結果を公表した。同省では、東京電力福島第一原子力発電所事故を受けて、平成23年から福島県及び周辺県での放射性物質モニタリングを実施するとともに、平成26年度から全国の公共用水域及び地下水における放射性物質のモニタリングを実施している。今回、令和3年度に実施したモニタリングの結果をとりまとめた。自然核種では公共用水域の水質、底質及び地下水のいずれも過去の測定値の傾向の範囲内、人工核種では公共用水域の一部の地点で検出下限値を超える放射性セシウム134及び137が確認されたが過去の測定値の傾向の範囲内であった。福島県及び周辺地域で実施した放射性物質モニタリングにおいて、湖沼の数地点で検出されている他は、検出下限値未満、底質は検出された場合でも、全体として減少傾向にあり、震災当初と比べると十分低い値で推移しているものの、一部の測点については変動が見られた。地下水は全地点で検出下限値未満であり、震災直後に検出されて以降は検出下限値未満の状況が続いているという。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード 環境省 | 水環境 | 福島県 | 放射性セシウム | 東京電力福島第一原子力発電所 | 人工核種 | 放射性物質モニタリング結果 | 自然核種
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