東芝エネルギーシステムズ(株)と佐賀市は、CO2分離回収設備に用いられる高性能なCO2吸収液の開発を行う。同社は2017年10月に(株)東芝から分社。エネルギー事業関連の製品・システム・サービスの開発・製造・販売を行っている。既に福岡県大牟田市にあるパイロットプラントで新CO2吸収液を活用した約800時間の運転検証を行っており、CO2吸収液の劣化速度については、従来の3分の1にまで、大気中へのアミン成分排出量については、従来の10%程度にまで低減することを確認している。一方、佐賀市は同社から清掃工場向けとしては世界初となるCO2分離回収商用設備を導入している。今回、両者は、佐賀市の清掃工場に同社が納入したCO2分離回収設備を用いて、同社研究所が開発した新CO2吸収液を活用し、数千時間、およそ数か月におよぶCO2分離回収設備の連続運転を行う。東芝ESSは、耐久性を確認後、2023年度中に新CO2吸収液の商用化を目指すという。
情報源 |
佐賀市 二酸化炭素分離回収事業について
東芝エネルギーシステムズ(株) ニュースリリース |
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機関 | 佐賀市 東芝エネルギーシステムズ(株) |
分野 |
地球環境 環境総合 |
キーワード | CCS | CO2分離 | 佐賀市 | 清掃工場 | アミン | 商用化 | 東芝エネルギーシステムズ | 東芝ESS | CO2吸収液 | 劣化速度 |
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