環境省と経済産業省は、フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(フロン排出抑制法)に基づくフロン類算定漏えい量報告・公表制度により、フロン類算定漏えい量の令和3年度の集計結果を公表した。同制度は、管理する業務用冷凍空調機器からフロン類を年間1,000t-CO2以上漏えいする者(特定漏えい者)に、フロン類の漏えい量(以下、算定漏えい量)を国に報告することを義務付け、国が報告された情報を集計・公表する制度。令和3年度(2021)年度分について、特定漏えい者396事業者(特定事業所:203事業所)からの報告を集計した結果、報告されたフロン類算定漏えい量の合計値は227万t-CO2となり、前年度から約2万t-CO2増加した。また、オゾン層破壊物質であるHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)の生産量・消費量の削減が進み、代替物質であるHFC(ハイドロフルオロカーボン)を使用した機器への転換が進んだため、令和3年度は、HFCの実漏えい量がHCFCの実漏えい量を初めて上回ったという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
地球環境 大気環境 |
キーワード | フロン | HFC | HCFC | 冷凍空調機器 | フロン類 | フロン排出抑制法 | 漏えい量 | 特定事業所 |
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