信越自然環境事務所は、「室堂平の積雪期(春期)利用ルール」の遵守を呼び掛けた。積雪期に立山室堂平周辺を訪れる利用者の安全確保と自然環境保全のため、地域関係者で構成する「室堂平周辺積雪期利用適正化協議会」が策定した、4月15日から雪解けまでの「室堂平の積雪期(春期)利用ルール」がある。この時期の室堂平は、厳冬期に近い気象条件にあり、雪崩や天候の急変による遭難事故の危険があるため、利用にあたっては、冬山に対する知識と技術が必要である。また、地獄谷立入禁止区域、除雪保護区域及びライチョウ保護区域等の立入規制区域が設定されていることに留意する必要がある。地獄谷立入禁止区域は、噴気活動が継続しており、風向きによっては地獄谷周辺でも火山ガス濃度が高くなる危険性があり、地獄谷内の雪面下には有毒ガスが充満し、転落すれば死亡事故に至るおそれがある。ライチョウ保護区域では、室堂平に生息する絶滅のおそれのあるライチョウが、特に4月から6月にかけて、繁殖のための大切な時期であり、スキー、スノーボードの滑走、写真撮影等により繁殖に影響を及ぼす可能性が懸念されている。また、積雪期における室堂平周辺でのテント泊については、冬山に対する高度な知識と技術、十分な装備を持った上で自己責任のもと利用してほしいという。
情報源 |
信越自然環境事務所 報道発表資料
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機関 | 信越自然環境事務所 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | ライチョウ | 信越自然環境事務所 | 室堂平 | 積雪期利用ルール | 地獄谷立入禁止区域 | 除雪保護区域 | テント泊 | スキー | スノーボード | 積雪期 |
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