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 那覇で特定外来生物「オオヒキガエル」 確認は4年ぶり

発表日:2023.07.13


  沖縄奄美自然環境事務所は、令和5年7月10日に那覇港(新港ふ頭緑地周辺)で特定外来生物「オオヒキガエル(学名:Bufo marinus)」が確認されたと発表した。オオヒキガエルは、アメリカ南部から中米、南米北部を原産とするカエルで、昆虫など小型の動物を大規模に捕食、強力な毒を分泌するため、カエルの捕食者への影響も懸念されている。侵入先の生態系へ与える影響は甚大になると危惧されている。沖縄県内では、大東諸島と石垣島に主にサトウキビ害虫駆除の目的で意図的に導入。その後、物資や建材等の輸送に伴い沖縄県内の複数の島で移入したと推測される個体が確認されたが、現在は大東諸島と石垣島だけに定着していると考えられている。沖縄本島では、平成23年8月に浦添市で発見され、平成25年までに約700匹を捕獲・排除した結果、その後根絶に至ったと思われている。令和元年7月に那覇港(新港ふ頭地区)で1匹捕獲されて依頼、今回の確認は4年ぶりとなる。環境省では、オオヒキガエルの定着地(石垣島、大東諸島)以外の地域で、本種の姿を目撃したり、鳴き声を聞いたり、卵を確認した場合には、沖縄県自然保護課か、沖縄奄美自然環境事務所への通報と、早期発見・早期防除へ協力を呼び掛けている。

情報源 沖縄奄美自然環境事務所 報道発表資料
機関 環境省 沖縄奄美自然環境事務所
分野 自然環境
キーワード 移入 | 生態系 | 特定外来生物 | サトウキビ | 那覇市 | 那覇港 | オオヒキガエル | 捕食圧 | 沖縄奄美自然環境事務所 | 外来カエル
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