国内ニュース


 徳之島にも侵入、特定外来生物「シロアゴガエル」島内で繁殖か!?

発表日:2023.05.19


  沖縄奄美自然環境事務所は、沖縄県徳之島において、特定外来生物「シロアゴガエル(学名:Polypedates leucomystax)」の生息を確認した。シロアゴガエルは、東南アジア原産のアオガエル科の1種で、1964年に沖縄県嘉手納町で初めて侵入が確認されて以降、わずか50年あまりの間に沖縄島や宮古島、石垣島等の各地で定着している。「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」に基づき特定外来生物に指定されている。奄美群島では与論島以外未侵入であったが、与論島では2013年に島内3地点で生息が確認され、2019年には島内全域に分布拡大していることが判明している。アマミアオガエルをはじめとする在来のカエル類と、餌資源や繁殖場所を巡って競合する可能性等が懸念されている。現時点では、諸田池とその水系、名田川周辺の水場計8地点で目視により計20個体程度と卵塊20個程度、鳴き声により計30個体以上の侵入が確認されている。現在の生息地点の広がりなどから、定着したのは1年以上前、かつ去年の繁殖期には徳之島で繁殖したと見られ、既に相当数の個体が生息していると考えられるという。

情報源 沖縄奄美自然環境事務所 報道発表資料
機関 環境省 沖縄奄美自然環境事務所
分野 自然環境
キーワード 繁殖 | 特定外来生物 | 徳之島 | 沖縄奄美自然環境事務所 | シロアゴガエル | アマミアオガエル | 徳之島町 | 名田川 | 競合 | 諸田池
関連ニュース

関連する環境技術