沖縄奄美自然環境事務所は、西表島船浦地区において現地調査員が特定外来生物「オオヒキガエル(学名:Bufo marinus)」を捕獲したと発表した。オオヒキガエルは、中南米原産の大型のカエルで、サトウキビ害虫駆除の目的で日本に移入され、各地で生態系に係る被害を引き起こしている侵略的外来種。同種は、特定の食物に対する選好性がないため、多くの在来小動物に高い捕食圧を及ぼしていると考えられ、さらに、耳腺から強力な毒物を分泌し、イリオモテヤマネコをはじめとした捕食者への毒による悪影響が懸念されている。環境省では「外来生物法」に基づく特定外来生物として、飼育、保管、運搬等を禁止している。西表島において、オオヒキガエルが捕獲されたのは令和2年6月13日に上原港以来約2年ぶりとのこと。同事務所は、侵入・定着を防ぐため、情報提供を呼び掛けている。
情報源 |
沖縄奄美自然環境事務所 報道発表資料
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機関 | 環境省 沖縄奄美自然環境事務所 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 生態系 | 外来生物法 | 特定外来生物 | 捕獲 | 侵略的外来種 | 西表島 | オオヒキガエル | 沖縄奄美自然環境事務所 |
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