関東地方環境事務所は、2023年7月17日までの富士山登山者数調査結果を公表した。環境省では、富士山の登山者数の経年変化を把握し、国立公園の適正な利用の推進に資するため、2005年から4つの登山道(吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルート)のそれぞれ8合目付近に赤外線カウンターを設置し登山者数調査を実施している。令和5年度の開山日(7月1日:吉田ルート、7月10日:須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルート)から7月17日までの登山者数の合計は、約4万2千人であった。コロナ渦以前の2019年比では、140.3%となった。今シーズンは過去10年で1、2を争う登山者数となっているが、コロナ禍以前と比べ山小屋は収容人数を3割から5割減らしており、山小屋が予約しづらい状況となっている。同省では、混雑回避のため、登山の日程を平日にずらす事や、標高の高い山小屋から予約が埋まるため、山小屋を変える事、別のルートに変更する事、ツアーを利用する事、また、富士山周辺には、富士山の眺望を楽しめる山が数多くあるため、あえて富士山に登らず周辺の山を楽しむ等の対策を推奨している。
情報源 |
関東地方環境事務所 報道発表資料
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機関 | 関東地方環境事務所 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | コロナ | 富士山 | 山小屋 | 関東地方環境事務所 | 登山者数 | 赤外線カウンター | 吉田ルート | 須走ルート | 御殿場ルート | 富士宮ルート |
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