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 夏の富士山登山者数、コロナ前の水準に肉薄、22万人に

発表日:2023.09.19


  関東地方環境事務所は、2023年の富士山登山者数調査結果を公表した。環境省では、富士山の登山者数の経年変化を把握し、国立公園の適正な利用の推進に資するため、2005年から4つの登山道(吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルート)のそれぞれ8合目付近に赤外線カウンターを設置し登山者数調査を実施している。令和5年度の開山日から9月10日までの登山者数の合計は、221,322人であった。コロナ渦前の2019年の4ルート合計登山者数は235,646人であることから、コロナ渦前の水準に戻ったともいえる(2019年比94%)。また、コース別登山者数は、吉田ルートが137,236人(約62%)、須走ルートが19,062人(約9%)、御殿場ルートが15,479人(約7%)、富士宮ルートが49,545人(約22%)であった。2023年シーズンはアフターコロナの中、過去10年で6番目の登山者数となったが、低体温症、高山病、ケガなどが頻発し、例年同様に多くの救助要請があったとのこと。弾丸登山や軽装登山、経験の少ない中での日帰り登山は非常に危険であるため、時間・体力に余裕をもった登山計画を立て、装備や体調を整えてから富士登山に臨むよう呼び掛けている。

情報源 関東地方環境事務所 報道発表資料
機関 関東地方環境事務所 環境省
分野 自然環境
キーワード 富士山 | 関東地方環境事務所 | 登山者数 | 赤外線カウンター | ポストコロナ | 登山者数調査 | 弾丸登山 | 軽装登山 | コロナ渦
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