(株)日立製作所の100%子会社である日立オートモティブシステムズ(株)は、米国Airbiquity社と、電気自動車(EV)向けのテレマティクスサービスをグローバルに提供するため提携したと発表した。近年、ゼロ・エミッション・モビリティの実現と、世界的なCO2排出量低減にむけて、EVの実用化に力が注がれている。一方、EVの普及のためには、いつ、どの充電ステーションに誘導するかなど、ドライバーへの適切なアドバイスや、携帯電話やスマートフォンなどを使った充電状況のチェック、最適ルートの探索など、様々なサービスを含む、テレマティクス支援サービスが必要とされている。同社らは、今回の連携で、EV向けの基本サービスやその他の共通アプリケーションを提供するグローバルなサービスのための共通システム基盤を構築することが可能となったとしている。また、今後、スマートグリッド関連システムとの連携を可能とするゲートウェイ基盤も整備していくという。