国内ニュース


 鹿島建設(株)、工場などの合理的な環境振動対策のための予測解析手法を開発

発表日:2010.04.23


  鹿島建設(株)は、工場などの合理的な環境振動対策のための予測解析手法を開発したと発表した。近年、工場の生産機器等の稼動や周辺道路での車両走行、また建設工事作業によって発生する振動が、建物の居住性や精密機器工場の嫌振機器に影響を与える問題が増えており、その対策として、多大なコストを要し、方法も限られる発生後の対策ではなく、設計段階での事前対策が重要とされている。今回、同社は、従来別々に計算していた地盤・基礎モデルと建物モデルを一体化し、3次元解析で求める予測評価法を開発。これは、耐震安全性の評価で実績のある地盤・基礎・建物の一体解析手法をベースとして、環境振動分野向けに新規に開発したもので、同評価法により建物のモデル化を詳細に行うことで、建物内のどの位置でも実現象に近い振動伝播特性を再現でき、精度の高い予測を低コストで迅速に行うことが可能となったという。

情報源 鹿島建設(株) プレスリリース
機関 鹿島建設(株)
分野 地球環境
キーワード 工場 | 鹿島建設 | 予測 | 建物 | モデル | 建設工事 | 振動 | 3次元解析 | 地盤 | 基礎
関連ニュース

関連する環境技術