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 広島県、流域下水道管の破損に伴う汚水の流出事故について発表

発表日:2023.09.15


  広島県は、三原市で下水道管の破損により汚水が流出し、その一部が二級河川沼田川へ流れ込む事故発生について発表した。令和5年9月11日17時頃、沼田川へ汚水らしきものが流出している旨の連絡が、県東部建設事務所三原支所維持課からあった。同日18時30分頃、流域下水道施設の維持管理業者が現地を確認したが、汚水は確認できなかった。翌12日、各施設の管理者が汚水を確認、19時、河川への汚水流出防止のため、バキューム車による汚水の吸引作業を開始した。13日に堂谷橋付近の道路を掘削し、原因調査の結果、下水道管が破損、流出した汚水が県道の下を侵食しているのを確認した。復旧作業により、15日15時に県道の補修を終え、汚水流出事故の応急復旧を完了した。同県では、耐用年数を経過する前の下水道管の破損であるため、現場の状況や腐食原因を分析し、今後の管路の維持管理や再発防止の取組に反映するとしている。なお、汚水の流出量が少量であったため、河川の水質への影響はなく、広島県水道広域連合企業団にて、水質検査を実施し、異常がないことを確認している。

情報源 広島県 記者発表資料
機関 広島県
分野 水・土壌環境
キーワード 広島県 | 水質事故 | 水質検査 | 汚水 | 三原市 | 破損 | 沼田川 | バキューム車 | 汚水流出防止 | 下水道管
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