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 交通事故で負傷したオジロワシ2羽、リハビリ完了し放鳥へ

発表日:2023.10.24


  オジロワシ2羽が釧路湿原野生生物保護センター(WLC)での治療・リハビリにより、野生復帰可能となったため放鳥される(放鳥予定日:令和5年10月27日)。2羽のオジロワシは、供に交通事故による負傷で、保護センターに保護された個体。令和5年8月末頃からリハビリケージで飛翔訓練ができるまでに回復し、ケージ内での往復飛翔も可能となったことから、今回の放鳥となった。毎年、希少な動物を含む多くの野生鳥獣が、交通事故で命を落としたり怪我をしたりしており、令和4年度、交通事故でWLCに収容されたシマフクロウ、タンチョウ、オジロワシやオオワシは25羽にのぼり、多くは死亡している。環境省では、交通事故で傷つく野鳥を1羽でも減らすため、道路そばで見かけた時は減速をお願いしている。また、希少な動物の保護のため、傷ついた個体の救護や、保全対策につなげるため、死亡・傷病原因解明を行っている。「絶滅のおそれがある野生動植物の種の保存に関する法律」により国内希少野生動植物種に指定されている種の死体を含む傷病個体を見つけた際には、環境省釧路自然環境事務所やWLCへの連絡をお願いするとともに、希少種の保護のため、理解と協力を求めている。

情報源 釧路自然環境事務所 報道発表資料
機関 釧路自然環境事務所 環境省
分野 自然環境
キーワード タンチョウ | 放鳥 | オジロワシ | シマフクロウ | 釧路市 | 釧路自然環境事務所 | 交通事故 | 釧路湿原野生生物保護センター | WLC
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