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 パリ協定の進捗を確認、プレCOP28(於:アブダビ)

発表日:2023.11.13


  環境省は、国連気候変動枠組条約第28回締約国会議閣僚級準備会合(プレCOP28)の結果を公表した(開催日:令和5年10月30日~31日)。今回の会合は、COP28議長国のアラブ首長国連邦主催によりアブダビで開催され、60名以上の閣僚を含む80か国以上の代表の参加があり、日本からは環境大臣政務官のほか、外務省と経産省が出席した。プレCOP28では、基調講演の後、2030年への道筋、緩和、適応、実施手段、ロス&ダメージ資金、グローバル・ストックテイク(パリ協定の掲げる目標に対して、世界全体でどの程度達成できたか進捗を確認する制度)について議論が行われ、COP28の成功に不可欠な要素について、積極的な関与と前向きな進展あった。日本からは、パリ協定が気候変動対策を推進するうえで重要な役割を果たし、日本は着実に排出削減を進めているが世界全体では1.5℃目標の道筋に乗っておらず、グローバル・ストックテイクを契機に気候変動対策を加速すること、2025年までに世界全体の温室効果ガス排出量をピークアウトし、1.5℃目標に整合し、全ての部門・全ての温室効果ガスを対象とする総量削減目標を設定する事など、パリ協定第6条の完全運用化をCOP28で目指すこと等を述べた。会合後、議長から、各国に対するメッセージを盛り込んだレターが発出された。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 環境総合
キーワード アラブ首長国連邦 | アブダビ | パリ協定 | グローバル・ストックテイク | ロス&ダメージ | 1.5℃目標 | ピークアウト | COP28 | プレCOP28
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