宮崎県は、令和5年11月の補正予算案に「県内河川等におけるPFAS存在状況緊急調査事業(7,215千円)」を盛り込んだ。PFASは有機フッ素化合物の総称で、曝露した動物の胎児に影響を及ぼすことなどの報告もあり健康被害が懸念されている。沖縄・普天間基地周辺や、東京・横田基地周辺など国内各地で暫定の基準値(暫定目標値)を超えた検出があり、地域住民から不安の声が大きい。市民により自主的に血液検査が行われている処もあり、米国やドイツの血液中の基準値を大きく超えた検査結果の報告もある。宮崎県では、11月補正予算に県内全域の河川や地下水を網羅的に調査することで存在状況を把握するための経費を含めた。今回の補正は、国庫補助決定に伴うもの等に要する経費について措置するもの。調査は、県内の河川95地点と地下水57地点で来年1月から3月にかけて行われる予定という。
情報源 |
宮崎県 令和5年11月県議会定例会提出議案の概要
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機関 | 宮崎県 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 宮崎県 | 地下水 | 河川 | 健康被害 | 有機フッ素化合物 | 緊急調査 | PFAS | 暫定目標値 | 補正予算案 | 血液検査 |
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