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 苫小牧港の管理組合、パワーエックス社と協定 「電気運搬船」利活用で脱炭素

発表日:2023.12.06


  苫小牧港管理組合(北海道苫小牧市)と(株)パワーエックス(東京都港区)は、電気運搬船と蓄電地の利活用による苫小牧港の港湾脱炭素化推進及び地域の振興に向けた包括連携協定を締結した。電気運搬船は、船に搭載した蓄電池に蓄電し、電気を海上輸送する世界初の送電技術。再生可能エネルギーは、供給元と電力需要地が離れている場合が多く、送電手段強化が課題であり、電気運搬船はこれを解決できる。苫小牧港周辺は、多種多様な産業が集積し、大規模電力の消費エリアとなっている。電力需要の一部を、電気運搬船が運ぶ再生可能エネルギー由来の電力で賄い、カーボンニュートラルポートの形成と各種産業の脱炭素に寄与する。同協定により、港湾脱炭素化推進のため、港湾内の車両EV化、臨海部の蓄電池を利活用した陸電設備の導入を検討する。同社は電気運搬船が運ぶ再生可能エネルギーを、苫小牧港臨海部に立地する企業や埠頭で利活用する。同組合は、電気運搬船事業実現のため、苫小牧港の港湾施設利用調整と港湾施設の占用について協力する。また、両者は、苫小牧港立地企業等と連携を図り、苫小牧港臨海部の再生可能エネルギーの貯蔵・供給・利用の促進を検討し、港湾脱炭素化推進、新しい産業の創出及び災害時の電力確保による地域のレジリエンス向上に取り組むという。

情報源 苫小牧港管理組合 トピックス
(株)パワーエックス NEWS
機関 苫小牧港管理組合 (株)パワーエックス
分野 地球環境
環境総合
キーワード 苫小牧市 | 苫小牧港 | 再エネ | カーボンニュートラルポート | CNP | パワーエックス | 電気運搬船 | 蓄電地 | 苫小牧港管理組合 | EV化
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