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 東京・千代田区と鳥取・智頭町、2050年脱炭素社会実現に向け協定

発表日:2023.12.25


  東京都千代田区と鳥取県智頭町(ちづちょう)は「2050年脱炭素社会実現に向けた連携協定」を締結した(締結式:令和5年12月25日)。千代田区は、国の中心都市として多くのエネルギーを消費、大量のCO2を排出しており、区内で排出するCO2全てを自ら削減することは難しい環境にある。そのため区は、岐阜県高山市、群馬県嬬恋村、秋田県五城目町と連携協定を締結、森林整備によるCO2吸収量と排出量を相殺するカーボンオフセットや地方からの再エネ電力供給に取り組み、既存の協定都市に限らず、より多くの自治体との連携を模索している。一方、智頭町は、面積の93%が山林で、「杉のまち」として知られており、吉野や北山と並ぶ歴史ある林業地として全国的にも高い評価を受けている。また、同町の木材が神田駅構内インフォメーションカウンターに寄付されたり、東京ビエンナーレにおける千代田区後援イベント「天馬船レース」に木材が提供されたりするなど、千代田区との関わりも強いことから、今回、「2050年脱炭素社会実現に向けた連携協定」を締結することになった。同連携協定は、森林整備の実施とCO2吸収量の認証、再生可能エネルギーの創出・導入・利用拡大、環境学習等交流事業の実施、木材利用の推進、脱炭素化の推進に向けた住民や企業の活動・事業の促進等となっている。

情報源 千代田区 プレスリリース
智頭町 報道提供資料
機関 千代田区 智頭町
分野 地球環境
キーワード 森林整備 | カーボンオフセット | 林業 | 木材 | 千代田区 | 脱炭素社会 | Jクレジット | 智頭町 | 天馬船レース
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