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 遺伝子組換えで光る熱帯魚「ベタ」の未承認飼育 カルタヘナ法違反で検挙

発表日:2024.01.17


  環境省は、観賞用に開発された「遺伝子組換えベタ」が承認を得ずに、国内で飼育・譲渡された事案を発表した。今回、飼育等が確認された遺伝子組換えの熱帯魚ベタは、サンゴの一種(マメスナギンチャク)に由来する遺伝子が導入され、緑色に蛍光発色する。令和5年6月、大阪府内で開催されたイベントで遺伝子組換えの疑いのあるベタが展示されていた旨について、同イベント主催者より同省に通報があり、同年6月、警視庁の捜査に同席、疑いベタの飼育状況や輸入・販売の状況等を確認し、使用者に対して口頭での指導を行った。同年8月、疑いベタは、タイ王国で観賞用に販売されていた遺伝子組換えベタが輸入・販売されたものと判明。令和6年1月17日、疑いベタを使用していた者のカルタヘナ法違反による検挙について、警視庁から同省に情報提供があった。同省では、再発防止のため、自治体の関連部局及び関連業界団体等に対するカルタヘナ法の周知依頼を行った。また、当該ベタの使用者に対して、同法に基づく文書での指導を行う。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 自然環境
キーワード タイ | サンゴ | カルタヘナ法 | 遺伝子組換え | 熱帯魚 | 蛍光発色 | 警視庁 | マメスナギンチャク | ベタ | 検挙
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