環境省は、自動車騒音常時監視の報告に基づき、全国の自動車交通騒音の状況について取りまとめた結果を公表した。自動車騒音の常時監視は、都道府県等が自動車騒音対策を計画的に行うために地域の騒音を経年的に監視する必要があるため、平成12年度から実施されている。令和4年度は、全国847地方公共団体の延長69,267kmの道路で自動車騒音の状況の監視が行われ、それらの道路に面する約937万8,600戸の住居等を対象に、騒音に係る環境基準の達成状況の評価が実施された。評価対象の全戸数である約937万8,600戸のうち、昼間(6時~22時)・夜間(22時~6時)ともに環境基準を達成していたのは約889万8,900戸(94.9%)にのぼる。令和2年度(94.4%)・令和3年度(94.6%)に続き、着実に95%台に迫っている。一方、昼間・夜間とも環境基準を超過していたのは約23万1,100戸(2.5%)であった。また、幹線交通を担う道路に近接する約402万800戸のうち、昼間・夜間いずれか又は両方で環境基準を達成していたのは約369万400戸(91.8%)であった。他方、昼夜間とも環境基準を超過していたのは約15万7,500戸(3.9%)であった。引き続き、関係省庁等と連携し、環境基準の達成と維持に向けた施策を総合的に推進する方向だ。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 環境省 | 環境基準 | 騒音規制法 | 自動車交通騒音 | 自動車騒音常時監視 | 路構造対策 |
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