京都市は、京都の希少な植物を自宅で育てる取り組みへの参加者を募集する。同市は、京都らしさを支える生物多様性の持続可能な利用を図るため、「京の生きもの・文化協働再生プロジェクト認定制度」を実施している。今回「フタバアオイ」と「ハナショウブ」を保全対象種として、生息域外での保全活動を促進する。参加を希望者は、令和6年6月1日に開催される栽培方法に関する講習会への参加が必須となっている。また、保全対象種の苗は、京都市都市緑化協会と武田薬品工業京都薬用植物園の協力により提供される。同制度は、京都の祭りや文化を支え、一般の方でも育てやすい植物の希少種を対象としており、希少な植物を本来の生息地以外の、鉢植えや事業所の庭などで保全する取組となっている。令和4年度から実施されており、これまでに、137名を認定、フタバアオイ、ヒオウギ、ノカンゾウ、イワギボウシ、アヤメ、ワレモコウ、オミナエシ等を育成を推進してきたという。