(一社)日本自動車タイヤ協会は「トラック・バス用タイヤのリトレッドタイヤ普及に伴う資源使用量とCO2排出量の削減効果(以下『リトレッド率及びCO2削減量』)」を発表した。摩耗したトレッドゴムを新しく貼り替えて再利用するリトレッドタイヤ(更生タイヤ)は資源リサイクルに貢献し、ユーザーのコストメリットを創出する。新規材料の使用量を約69%削減できることから、新品タイヤの生産工程から排出されるCO2を約65%削減可能と見積もられている。同協会は2021年に「タイヤのLCCO2算定ガイドライン Ver.3.0」を改定発行し、普及及び環境保全効果を定期的に報告している。今回、新たなガイドラインを用いて2023年の「リトレッド率及びCO2削減量」を算定した結果、日本国内市場におけるリトレッドタイヤのリトレッド率は20%に到達し、資源削減量は約4.9万トン・CO2削減量は約22.1万トンにおよぶことが明らかになった。2023年は新品タイヤ販売が減少する中でリトレッドタイヤの販売本数が増加し、コロナ禍以前のレベルを上回ったことが最大の要因としている。
情報源 |
日本自動車タイヤ協会 New Edit
|
---|---|
機関 | (一社)日本自動車タイヤ協会 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 日本自動車タイヤ協会 | リトレッドタイヤ | トレッドゴム | 更生タイヤ | タイヤのLCCO2算定ガイドライン | リトレッド率及びCO2削減量 |
関連ニュース |
|