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 CO2を食べる自販機、内蔵された吸収材は道路舗装に活用可能!

発表日:2024.05.24


  アサヒ飲料は、庫内に搭載した特殊材が大気中のCO2を吸収する仕組みを付帯した自販機(通称:CO2を食べる自販機)を関西のショッピングモールや東京スカイツリーに設置し、その導入効果を検証している。1台当たりCO2年間吸収量は、稼働電力に由来するCO2排出量の20%(最大)と見積もられており、林齢56-60年のスギのCO2年間吸収量(固定量)に換算すると約20本分に相当する(同社試算値)。吸収したCO2については自治体や企業と共創しながら、肥料やコンクリート原料などとして活用する計画だ。―――同社は使用済みの特殊材(CO2吸収材)の有効活用も視野に入れている。ショッピングモール等における実証と併せ、2023年8月から前田道路と共に、CO2吸収材を活用した新規アスファルト混合物(以下「道路用材料」)の開発を進めてきた。2024年5月より実用性を確認する室内検証が行われ、実道への適用に向けて施工性や耐久性を評価する段階に至っている。製造方法や環境負荷の低減度をさらに検証し、全国の約120万kmにわたる道路の一部に適用した場合の脱炭素貢献も確認するという。

情報源 アサヒ飲料(株) ニュースリリース
機関 アサヒ飲料(株)
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
環境総合
キーワード 東京スカイツリー | 脱炭素 | CO2を食べる自販機 | 吸収材 | CO2資源循環システム | アスファルト舗装材料 | アスファルト混合物 | 道路用材料
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