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 JR東日本ら、プラネタリーヘルスダイエットの拠点づくりに着手

発表日:2024.05.31


  JR東日本は、東京大学およびマルハニチロと共にTAKANAWA GATEWAY CITY(東京都港区)で展開する新規プロジェクトの構想を発表した。本プロジェクト構想は、JR東日本と東京大学の既存プロジェクト(以下「既存プロ」)に近年注目されている「プラネタリーヘルスダイエット」の要素を加えたもの。既存プロは「地球の健康(プラネタリーヘルス)」創出を目的とするものであったが、マルハニチロをパートナーに迎え、食文化に関する取り組みに発展させることが狙いだ。プラネタリーヘルスダイエットとは、国際的な研究グループ・EATランセット委員会(EAT-Lancet Commission)が提唱した”地球にやさしい食生活”の概念。動物性食品や砂糖の摂取量を減らし、代わりに植物由来(プラントベース)の全粒穀物、豆類、果物、野菜を多めに摂取する食事が典型と認識されている。3者は既存プロの基本理念である「協創」を軸にさまざまな取り組みを推進する。2026年にマルハニチロの本社がTAKANAWA GATEWAY CITYに移転するといった背景もあり、新たに加わった同社の役割は大きい。約10万人の来街者が見込まれる新街区や鉄道駅等を舞台に、先ずは魚食のリデザインや未来の魚肉の開発、魚の鮮度や価値を見える化するツールの開発などに取り組む。また、PHR(パーソナルヘルスレコード)を活用し、一人ひとりの健康状態に応じたパーソナル・スーパーフードの提供なども行い、生活習慣病やフードロスといった社会課題の解決に寄与し、健康寿命の延伸につながる独自のプラネタリーヘルスダイエットをグローバル提案・発信していくという。

情報源 東日本旅客鉄道 ニュースリリース
機関 東日本旅客鉄道(株) マルハニチロ(株) 国立大学法人東京大学
分野 環境総合
キーワード JR東日本 | 東京大学 | 持続可能 | マルハニチロ | プラネタリーヘルスダイエット | TAKANAWA GATEWAY CITY | 魚食のリデザイン | PHR | パーソナル・スーパーフード | 産学協創
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