国際連合広報センターは小島嶼開発途上国(SIDS)・ドミニカにおける地熱エネルギー開発プロジェクトの成果や今後の課題を紹介した。---(以下、日本語訳より)自国のすべての電力を再生可能エネルギーで賄う国が増えている。カリブ海のドミニカ国もその一つだ。化石燃料を使わないエネルギー生産を目指し、地熱エネルギーに注力している。地熱は風力や太陽光と異なり、昼夜問わず安定したエネルギーを供給でき、環境にも優しい。ドミニカでは首都ロゾー近くのロゾー渓谷に巨大な地熱資源があり、これを活用する計画だ。政府は余剰電力を近隣の島々に売ることも視野に入れている。地熱プロジェクトは地下深く掘り下げ、地熱貯留層の熱水を地上に送って発電する方式だ。地熱開発公社のフレッド・ジョン氏は、優れた地熱貯留層を発見し、環境に配慮したテクノロジーで閉ループシステムを構築したと述べている。ドミニカ政府は数十年前から地熱に注目し、1974年に地熱開発公社を設立、実現を目指してきた。資金確保には40年近くかかったが、助成金や融資を得て実現に至った。ドミニカ政府は、地熱エネルギーで島の電力を2年以内に賄えると確信している。このプロジェクトは島の経済を変える機会であり、電気代が安くなり経済成長が期待されている。ジョン氏は、電力販売が収入をもたらし、経済成長に繋がると述べている。
情報源 |
国際連合広報センター ニュース・プレス(UN News 記事・日本語訳)
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機関 | 国際連合広報センター |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 地熱貯留層 | エネルギー安全保障 | クリーン電力 | 地熱エネルギー | ドミニカ | 国際支援 | 小島嶼開発途上国 | 閉ループシステム |
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