花王のテクノケミカル研究所は、油で汚染された土壌を現場で洗浄する新しい洗浄剤を開発した。この洗浄剤は、土粒子を分散させて油を分離し、水中に浮かせることで、土を移動せずに洗浄できる。同社は、ガソリンスタンドや工場跡地の油汚染に注目し、界面化学技術と洗たくの知見を活かして開発を進めた。洗浄は、遮蔽板で仕切られた汚染土壌に洗浄剤と水を注入し、重機でかき混ぜて油を含む水を回収する。すすぎ水はフィルターで処理して再利用可能。この技術は、第29回地下水・土壌汚染研究集会で発表され、今後実用化を目指して研究が進められる。
情報源 |
花王 ニュースルーム
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機関 | 花王(株) |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | 油汚染 | 土壌浄化 | ガソリンスタンド | 洗浄剤 | 土壌汚染対策 | 工場跡地 | ブラウンフィールド問題 | 界面化学技術 |
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