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 新日鉄エンジニアリング(株)、硝酸性窒素汚染地下水を浄化できる技術を開発し商品化

発表日:2010.05.24


  新日鉄エンジニアリング(株)は、硝酸性窒素で汚染された地下水を浄化できる技術を開発し、商品化すると発表した。これは、平成20年度に環境省硝酸性窒素浄化技術開発調査技術に採択された技術で、同社が茨城県内で進めてきた、硝酸性窒素を浄化する大規模実証試験が成功したことを受け、商品化することとなった。この商品は、硫黄を主原料とする特殊ろ材を地中に積層(埋設した壁を作る)させ、その中を硝酸性窒素で汚染された地下水を通過させることで、硫黄酸化脱窒細菌の活動を利用して浄化を行うもの。今回完了した実証試験では、硝酸性窒素濃度15mg/lの汚染地下水を1mg/l 以下まで浄化できることを立証した。また、透過壁方式を用いることにより、送水用ポンプのような機械設備が不要となり、ランニングコストを低く抑えることができるという。同社は今後、自治体向けを中心に営業展開していくという。

情報源 新日鉄エンジニアリング(株) ニュースリリース
機関 新日鉄エンジニアリング(株)(現:新日鉄住金エンジニアリング(株))
分野 水・土壌環境
キーワード 水質浄化 | 環境省 | 実証 | 新日鉄エンジニアリング | 地下水 | 硫黄 | 硝酸性窒素 | 水質汚染 | ろ材 | 細菌
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