芝浦工業大学・田邉教授らの研究チームは、ナノプラスチックの赤外吸収スペクトル試料プレートを作製し、ナノ粒子の化学的特性を高精度に測定する新手法を開発した。低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムから生成されたナノ粒子を用いて、マイクロバブルによって水中の極めて微量のナノ粒子を凝集させ、原子間力顕微鏡(AFM)と赤外吸収分光法(IR)を組み合わせてナノ粒子のサイズ分布などを計測した結果、サイズが小さい粒子において酸化反応がより進行していることが確認された。──本成果をさらに発展させることで、環境中のナノプラスチックの化学的特性をより深く理解できるようになり、ナノプラスチック問題の理解が進み、持続可能な解決策の開発に貢献することが期待される。
情報源 |
芝浦工業大学 プレスリリース
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機関 | 芝浦工業大学 (株)東レリサーチセンター 東洋大学 山形大学 東北大学 |
分野 |
ごみ・リサイクル |
キーワード | 環境問題 | マイクロバブル | 酸化反応 | ナノプラスチック | 赤外吸収スペクトル | AFM-IR | 化学的特性 | ナノ秒レーザーアブレーション | 低密度ポリエチレン | 持続可能な解決策 |
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