北海道地方環境事務所は、風力発電施設「浜里ウインドファーム」における海ワシ類のバードストライクが続発していることを受け、今後の保全措置について稼働後も対策強化を図っている。令和6年度、北海道で17件のバードストライクが発生し、記録のある平成15年度以降で最多となっている。特に「浜里ウインドファーム」では、営業運転開始から約2年弱の間に計11件のバードストライクが確認されている。──一方、浜里ウインドファームを運営しているユーラスエナジーホールディングスは、2023年5月に営業運転を開始した同施設で、海ワシ類のバードストライクが発生したことを受け、様々な対策を講じてきた。2023年9月にはタワー側面およびナセル上部に目玉模様を施工し、2024年12月には欧州で実績のあるバードストライク対策システムを導入した。しかし、これらの対策にもかかわらず、バードストライクは続発し、2025年3月25日からは全14基の風力発電機の日中の運転を停止することとなった。──環境省北海道地方環境事務所は、「環境アセスメントの調査時には、営巣ペア・渡り個体を主たる対象として海ワシ類の飛翔状況調査を行っていたが、バードストライクの予想は不確実性が高く、海ワシ類の生息状況への影響を適切に予測・評価できていなかった可能性がある」と分析しており、「今後の調査等を通じて、バードストライク発生要因を検証し、この発生防止に向けた調査と対策の検討を同社及び環境省を含めた関係機関が連携して進める」とコメントしている。