(独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センターは、十勝平野において、気候変動に伴う土の凍結深さの減少により、従来は土に浸透しにくく、農作業の開始時期の遅れや土壌侵食等を引き起こしていた融雪水が、速やかに土の中へ浸透するようになったと発表した。この成果は、カナダのカルガリー大学との共同研究によるもので、十勝平野の寒冷な積雪・土壌凍結条件における水移動の現地観測に基づくものである。土の凍結深さが減少した実際の畑で融雪水の土の中への浸透量を明らかにしたのは世界的にみても例が無く、この成果により気候変動に伴う農地の水や肥料の移動の解明が進み、寒冷農地における土壌管理技術の開発につながることが期待されるという。
情報源 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター プレスリリース
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機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター |
分野 |
地球環境 大気環境 水・土壌環境 |
キーワード | 気候変動 | 農業・食品産業技術総合研究機構 | 農地 | 北海道農業研究センター | 融雪水 | 十勝平野 |
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