関西電力(株)は、同社のグループ会社である(株)環境総合テクノスが、平成14年度から事業実施者として取り組んできた「CO2炭層固定化技術開発プロジェクト」(経済産業省)の研究成果を発表した。CO2炭層固定化技術は、CO2を地中の石炭層に注入・固定化し、閉じ込めるとともに、CO2に置換されたメタンも回収するという技術。今回のプロジェクトでは、CO2炭層固定化技術の確立に向けて、(1)石炭層へのCO2注入性向上技術の開発(CO2とともに窒素を注入)、(2)メタンの効率的抽出の確認(CO2注入により約9倍の増産効果)、(3)CO2注入後の地表への漏洩の有無を確認するモニタリング技術の開発(土壌中のCO2とO2の濃度変化を連続測定)の3点について成果を挙げた。 同社グループでは、プロジェクト終了となる今後も、引き続き研究開発を進めていくという。
情報源 |
関西電力(株) プレスリリース
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機関 | 関西電力(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | CO2 | モニタリング | 関西電力 | メタン | 環境総合テクノス | 石炭層 | 炭層固定化 |
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