(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)とラムサール条約事務局(以下、条約事務局)は、JAXAの陸域観測技術衛星「だいち」を利用した国際的に重要な湿地の調査に関して協力関係を結ぶことで合意したと発表した。JAXAは、これまでもラムサール条約の下での湿地調査に役立てるため、「だいち」画像を試行的に条約事務局に提供してきたが、今回の協定の締結により、協力をさらに発展させるため、国際的に重要な湿地に関する「だいち」画像を事務局と協議して選択し、継続的に事務局に提供するとともに、同画像をデータベース化して公開する予定であるという。一方、条約事務局は、湿地の適正な利用のため、提供された「だいち」画像を、湿地リストの作成、湿地の評価及び保全などに役立てる予定。