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 (独)宇宙航空研究開発機構、ALOS/PALSAR等を用いた全球森林・非森林分類図を作成

発表日:2010.10.21


  (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、陸域観測技術衛星(ALOS)「だいち」に搭載したレーダーセンサー(PALSAR)を用いて作成した、世界で初めての全球10m分解能の画像と森林・非森林の分類図画像(2009年、2007年)をホームページで公開すると発表した。地球上の全陸域の約3割を占める森林の減少と劣化は、地球温暖化の加速や生物多様性の減少等の影響を及ぼすため、その現状と時間変化を全球規模で把握することは緊急課題となっている。今回公開される画像は、全球86000シーン相当分をモザイク処理(接続処理)し、PALSARの有する2種類の情報(水平偏波、垂直偏波)を用いてカラー画像としたもので、緑色がかったものが森林を、暗い緑から黄色が非森林を表す。今後、JAXAでは、「だいち」/PALSARを用いた森林観測を継続するとともに、1990年代に観測した地球資源衛星「ふよう1号」(JERS-1)のデータも併用して、1990年代以降、全球規模で森林がどのように変化したのかを森林炭素量変化も含めて把握する予定という。

情報源 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA) プレスリリース
機関 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)
分野 地球環境
自然環境
キーワード 人工衛星 | 生物多様性 | ALOS | 地球温暖化 | 森林 | 宇宙航空研究開発機構 | JAXA | だいち | レーダー | PALSAR
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