環境省と(株)三菱総合研究所は、温室効果ガス排出量のリアルタイムな「見える化」に関するモデル事業の募集結果と採択案件の概要を公表した。同事業は、エネルギーの消費に伴う温室効果ガスの発生状況等を即時的(リアルタイム)に情報提供する機能を持った商品やサービスが普及することによる温室効果ガスの排出削減効果を調査し、これらの普及を促進させるためのモデル事業。(株)三菱総合研究所は、環境省より委託を受け、同事業の事務局を務める。平成22年9月24日に、同モデル事業への参加希望者の募集を開始し、合計で10件の応募があり、11月1日に審査を行った結果、OMソーラー(株)の「空気集熱式太陽熱利用システムにおける「見える化」評価プロジェクト」など、計7件の案件が採択されたという。応募対象は、民間企業、民間法人、特定非営利活動法人(NPO)、地方公共団体等のうち、エネルギーの消費に伴う温室効果ガスの発生状況等の「見える化」を有した商品等を所有もしくは構想中の事業者となっている。