三菱重工メカトロシステムズ(株)は、(財)日本気象協会(JWA)の予測データを用いて、太陽光発電設備の発電量を簡易に予測するシステムを開発し、平成22年12月から販売を開始すると発表した。今回開発した太陽光発電量予測システムは、太陽光発電を導入した工場・設備の計画的な省エネなどに大きな力を発揮するもので、JWAの総合数値気象予測システム(SYNFOS-3D)の日射量予測データを用いて、太陽光発電設備の33時間先まで1時間間隔の予測発電量を計算し、統計的補正を加えることで、翌日の日の出から日没までの太陽光発電量を割り出し提供する。また、太陽電池モジュールの製造会社に関係なく、すべての太陽光発電設備に適応可能という。同社は今後、このシステムを活用した提案営業を積極的に展開していくとともに、これを応用した新たなサービスも開拓していくという。