三井物産(株)は、北海道内にある社有林が、環境省が推進するカーボンオフセットクレジット制度(J-VER)に基づく排出権クレジットの発行対象として、2011年4月12日付で認証されたと発表した。J-VER制度は、国内における適切な森林管理や非化石燃料の使用などのプロジェクトで実現された温室効果ガスの排出削減・吸収量を、自主的なカーボンオフセット用のクレジットとして認証する制度。クレジットを市場に流通売買させることで、温室効果ガスの削減を自主的に目指す企業(カーボンオフセットの実施者)などの取り組みに活用される。今回認証されたクレジットは、適切な森林管理によってもたらされる「森林吸収型」の約6,601CO2トンで、北海道内の沙流郡平取町に位置する沙流(さる)山林と苫前郡初山別村に位置する初山別(しょさんべつ)山林における、トドマツの人工林約480ヘクタールが対象となっている。同社では今後、カーボンオフセットの実施者向けに同クレジットを販売し、得られた収入を森林整備に資金循環(再投資)することで、持続的で循環可能な林業と森林経営を目指すという。
情報源 |
三井物産(株) ニュースリリース
|
---|---|
機関 | 三井物産(株) |
分野 |
地球環境 自然環境 |
キーワード | 地球温暖化 | 環境省 | 温室効果ガス | カーボンオフセット | 三井物産 | 北海道 | オフセット・クレジット | J-VER | 森林管理 | 社有林 |
関連ニュース |
|