環境省は、平成23年6月28日から29日に開催された、平成23年度「日本モデル環境対策技術等の国際展開」事業に係る第6回日越合同政策検討会及び環境技術実証(ETV)制度に関するワークショップの開催結果を公表した。同省では、アジア諸国における環境問題の深刻化に対する国際協力の一環として、平成21年度から同事業を開始しており、制度や人材とパッケージで我が国の環境汚染対策や環境測定の技術を戦略的・体系的に普及・展開させていく方策について検討を進めている。ベトナムとは、平成21年度から協力事業を実施しており、今回の政策検討会では、今年度の日越共同政策研究を始めとする二国間協力事業の具体的内容に関して協議を行った。また、ワークショップでは、ベトナム環境総局で策定中の排水処理技術等を対象としたETV制度の骨子に関する通達の内容及び制度の運用に係る課題について、両国関係者間で意見交換を行うとともに、今後もベトナム側の通達策定作業に日本側が助言を行うなど、引き続き意見交換していくこととなった。