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 JFEスチール(株)、藻場・サンゴ礁造成用ブロック上でのサンゴ産卵の確認に成功

発表日:2011.09.13


  JFEスチール(株)は、同社が開発した藻場・サンゴ礁造成用ブロック上での、サンゴ産卵の確認に初めて成功したと発表した。このブロックは、鉄鋼製造工程で副産物として生じる鉄鋼スラグに二酸化炭素を吹き込み固化したもので、サンゴや貝殻と同じ主成分を有し、海藻やサンゴの着生効果を持つ。同社は、同ブロックを1998年に世界で初めて開発し、国内ではこれまでに実験中の場所を含めて33箇所、海外では1箇所の設置実績がある。今回、宮古島で2005年から開始したサンゴ再生実証試験において、2005年に宮古島で産まれたサンゴの幼生が、同ブロック上で順調に成長し、親サンゴとして産卵するという生育サイクルが確認された。これにより、同ブロックがサンゴ礁の再生に優れた素材であることが改めて実証されたという。なお、同実証試験は、沖縄総合事務局の実海域実験場提供システムにより、東京海洋大学と同社の共同で行ったものである。

情報源 JFEスチール(株) ニュースリリース
機関 JFEスチール(株)
分野 自然環境
キーワード 二酸化炭素 | JFEスチール | サンゴ礁 | 藻場 | 産卵 | 宮古島 | 鉄鋼スラグ | 東京海洋大学 | 造成
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