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 水産庁、沖ノ鳥島における移植サンゴの初の産卵を確認

発表日:2012.10.25


  水産庁は、沖ノ鳥島における移植サンゴの初の産卵を確認したと発表した。同庁では、サンゴ増殖技術の開発・確立及び他地域への普及を進めるため、サンゴを沖ノ鳥島へ移植するなどの取組みを平成18年度から実施している。今回、この取り組みの中で、平成20年5月に沖ノ鳥島に移植したサンゴについて、平成24年6月11日に産卵(100個程度)を初めて確認した。この調査内容を同事業の検討委員会に報告したところ、移植サンゴが現地で産卵するまでに成長したことは、沖ノ鳥島のサンゴ礁生態系の保全・再生につながる大きな成果と評価されたという。同庁では今後も、沖ノ鳥島を中心に、多様なサンゴ種に係る種苗生産技術、移植及び保全・モニタリング等、一連のサンゴ増殖技術の開発に取り組み、成果を取りまとめ、これら開発した技術を普及・啓発していくことにより、沖縄を始めとした他のサンゴ礁海域の保全・再生に役立てていくという。

情報源 水産庁 報道発表資料
機関 水産庁
分野 自然環境
キーワード 生態系 | サンゴ礁 | 産卵 | 海域 | 技術 | サンゴ | 水産庁 | 保全 | 再生 | 沖ノ鳥島
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