林野庁は、宮崎県「綾地域」がユネスコエコパークに推薦されることが決定したと発表した。ユネスコエコパークとは、生物多様性の保全、持続可能な開発、学術研究支援を目的として、1976年(昭和51年)にユネスコが開始した制度。今回、平成23年9月28日に開催された日本ユネスコ国内委員会 自然科学委員会 人間と生物圏計画分科会(事務局:文部科学省)において、2012年(平成24年)のユネスコでの登録に向けて、同地域を推薦することが決定された。同地域は、東アジアの照葉樹林帯の北限付近にあり、多くの日本固有種で構成されている。また、日本の照葉樹自然林が最大規模で残されているほか、高標高域にはブナが優先する自然林が現存している。林野庁九州森林管理局では、平成16年から、宮崎県や綾町などとともに、同地域に残された日本最大級の原生的な照葉樹林を保護するとともに、この照葉樹林の周辺に存在する二次林や人工林を照葉樹林に復元することを目指す「綾の照葉樹林プロジェクト」に取り組んでいる。
情報源 |
林野庁 報道発表資料
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機関 | 林野庁 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 林野庁 | 宮崎県 | ユネスコ | 持続可能 | 照葉樹林 | ユネスコエコパーク | 綾地域 | 自然林 |
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