ソーラーフロンティア(株)は、インドの複数の太陽光発電プロジェクト向けに、2011年末までに30MWを超えるCIS薄膜太陽電池を供給すると発表した。同プロジェクトは、インド政府による「国家太陽光ミッション」ならびに「グジャラート州計画」の下で実施されるもので、太陽光発電の普及を目指している。CIS薄膜太陽電池は、銅、インジウム、セレンを使用して、同社の独自技術で生産する次世代太陽電池であり、経済効率や発電性能が高いことが特徴。また、原料からリサイクル処理まで環境に配慮した設計・生産が行われている。今回のインドでの採用にあたっては、高いエネルギー変換効率を有することに加え、結晶シリコン系太陽電池よりも温度係数が低く、インドの高温な設置環境でも優れた発電性能を発揮できることが高く評価されたという。