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 北海道電力(株)など、北海道・東北地域内における風力発電導入拡大に向けた実証試験を実施

発表日:2011.09.30


  北海道電力(株)、東北電力(株)及び東京電力(株)の3社は、北海道地域、東北地域内における風力発電導入拡大に向けた実証試験を実施すると発表した。今回の試験では、両地域において風力発電の出力変動に対応した調整力を向上させるため、地域間連系線を活用して東京地域の調整力を利用するとともに、風力発電の出力制御技術(調整力が不足する場合の抑制・停止など)について検証する。具体的には、1)北海道地域では、風力発電の出力変動のうち、30分より短い周期を北海道電力が調整し、30分より長い周期に相当する電力は、北海道電力から東京電力への送電(最大20万kW)により、出力変動を調整する。2)東北地域では、東北電力の調整力(出力減少方向)が不足する期間において、調整力に余裕のある東京電力に東北電力から電力を送電(最大24万kW)を行うことで、調整力を確保する。なお、上記の実証試験を行うため、北海道電力と東北電力では、風力発電事業者の募集を行う。3社は今後、さらなる協調方策について引き続き検討を進め、国内における風力発電をはじめとする再生可能エネルギー比率を高めていくという。

情報源 北海道電力(株) プレスリリース
東北電力(株) プレスリリース
東京電力(株) プレスリリース
機関 北海道電力(株) 東北電力(株) 東京電力(株)
分野 地球環境
キーワード 風力発電 | 火力発電 | 東京電力 | 東北電力 | 北海道電力 | 実証試験 | 出力変動 | 連系線 | 調整力
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