国土交通省は、船舶安全法に基づき浮体式洋上風力発電施設の技術基準を制定した。風力発電は、エネルギー基本計画等によりその推進が位置づけられるとともに、東日本大震災を踏まえ、その導入促進に大きな期待が寄せられている。特に、洋上は広大な空間と安定した風環境を有しており、かつ遠浅の海域が少ないなどの地形上の制約から、浮体式洋上風力発電のポテンシャルは、非常に大きい。今回、浮体式洋上風力発電施設に係る安全性の検討を行い、船舶安全法に基づき構造や設備の要件を定めた技術基準を制定した。これにより、浮体式洋上風力発電施設の設計の際に必要となる技術上の要件を明確にするとともに、平成24年3月より開始した福島沖の実証事業にも適用し、浮体式洋上風力発電施設の安全確保を図る。また、同技術基準をもとに、浮体式洋上風力発電施設の国際標準化を我が国が先導し、関連産業の国際競争力の強化及び浮体式洋上風力発電の普及拡大を促進していくという。
情報源 |
国土交通省 報道発表資料
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機関 | 国土交通省 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 実証事業 | 国土交通省 | 洋上風力発電 | 浮体式 | ウィンドファーム | エネルギー基本計画 | 福島県 | 船舶安全法 | 技術基準 |
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