国内ニュース


 横浜市、横浜の川の生物相調査の結果を公表

発表日:2012.04.26


  横浜市は、平成23年度に行った、横浜の川の生物相調査の結果を公表した。同市では、市内を流れる河川の6水系について昭和48年(1973年)から3年に1度の頻度で、魚類、底生動物、水草、付着藻類などの調査を実施し、生き物による河川の水質評価を行っている。13回目となる平成23年度は、平成23年7月から9月に、6水系の41地点で調査を実施した。その結果、魚類50種、底生動物171種、水草8種、付着藻類125種の合計354種が確認された。その中で、海とのつながりを持つ回遊性の種類(アユやエビ類の数種など)は増加傾向にあり、水環境の改善に伴い多様な生物が戻ってきていることが示された。また、近年増加している国外からの外来種については、24種類が確認され、全生物種類数に占める割合は7%で上昇傾向であった。さらに、生き物による河川の水質評価については、前回調査(平成20年)と同様な傾向であった。なお、同調査の詳細な結果は、同市環境科学研究所のホームページに掲載されている。

情報源 横浜市 記者発表資料
横浜市 「横浜の川と海の生物(第13報・河川編)」
横浜市 「横浜の川と海の生物(第13報・河川編)」概要版(PDF)
機関 横浜市環境創造局 横浜市環境科学研究所
分野 自然環境
水・土壌環境
キーワード 外来種 | 河川 | 水環境 | 調査 | 魚類 | 横浜市 | 生物相 | 水質評価 | 横浜市環境科学研究所 | 回遊性
関連ニュース

関連する環境技術