東京都は、「緑施策の新展開~生物多様性の保全に向けた基本戦略~」を策定したと発表した。都では、「10年後の東京」(平成18年)で、10年間で新たに1,000ヘクタールの緑を創出する目標を掲げ、海の森や都市公園の整備、街路樹の倍増、校庭の芝生化等の取組を展開し、平成19年度から平成22年度までの4年間で計424ヘクタールの新たな緑を創出してきた。今回策定した「緑施策の新展開」は、生物多様性の危機を背景に、緑施策のこれまでの取組と、生物多様性の視点から強化する将来的な施策の方向性を取りまとめたもので、生物多様性基本法に基づく都の生物多様性地域戦略として位置づけられる。同戦略では、緑の量を確保する従来の取組に加え、生物多様性の保全など、緑の質を高める視点を重視し、緑の量と質をともに確保することを目指す。また、新たな施策の方向性の例として、1)開発行為が生態系に与える影響を緩和する新たな仕組の検討、2)希少な動植物の保護・増殖の推進、3)生物多様性に配慮した企業活動の推進、をあげている。
情報源 |
東京都 報道発表資料
東京都環境局 緑施策の新展開 |
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機関 | 東京都 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 生態系 | 東京都 | 地域戦略 | 施策 | 生物多様性基本法 | 動植物 | 緑施策 |
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