国土交通省と文部科学省は、学校ゼロエネルギー化推進方策検討委員会報告書を公表した。学校施設は、地域に身近な公共施設として、児童生徒への環境教育の場や災害時の防災拠点として利用されることに加え、他の用途と比べ年間の一次エネルギー消費量が小さい傾向にあることなどから、良好な教育環境の確保を図りつつ、ゼロエネルギー化への取り組みを積極的に行う意義のある建築物の一つと考えられる。両省では、環境を考慮した学校施設(エコスクール)の整備をさらに進化させるため、「学校ゼロエネルギー化推進方策検討委員会」を設置し、検討を進めてきた。今回、同委員会における検討結果をとりまとめた報告書を公表した。同書におけるゼロエネルギー化とは、エネルギー消費量を減らす「省エネ」と太陽光発電等を利用した「創エネ」等の技術を組み合わせて、年間のエネルギー消費を実質上ゼロとする考え方。主な内容は、1)学校施設におけるゼロエネルギー化の実現手法、2)学校施設の防災機能への貢献、3)環境教育への活用、となっている。両省では今後、学校施設のゼロエネルギー化の実現に向け、平成24年度より「エコスクールパイロット・モデル事業」を連携して実施するという。
情報源 |
国土交通省 報道発表資料
文部科学省 審議会情報 |
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機関 | 国土交通省 文部科学省 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 太陽光発電 | 省エネルギー | 国土交通省 | 学校 | 文部科学省 | 環境教育 | 創エネルギー | ゼロエネルギー化 | 学校施設 | エコスクール |
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